文章作成の最強マニュアルにして良い「超」文章法!
正直にいって筆者は読書が長年にわたっての趣味になりますが、文章のマニュアル本のような書籍を好みませんでした。大抵の文章のマニュアル本は、何かの模写であるような内容ばかりだったからです。
しかし、ここ最近の筆者の読書をする傾向は、どちらかといえば「心理学」や「文章」に関する本が多くなっています。これまで独自の解釈で書くことを仕事としてきましたが、拒絶するのではなく文章の基本を見直してみようと考えたからです。
そして運命的な出会いともいえる、強烈な本に出会ってしまいました。それが「超」文章法だったのです。
この価格で正直パッとしない表紙のために、筆者はあまり期待していませんでした。本を買う時に著者をみていなかったのも原因です。
しかし、1ページめくるごとに「超」文章法にのめり込んでいる自分の姿がありました。
こんな驚きと感動の気持ちが高まって、数時間で読み終えています。
これが読み終えた時の筆者の感想。それもそのはずで「超」文章法の著者は野口悠紀雄氏だったのです。
「超」文章法口コミ
文章をうまく書くための一番の近道はこの本を読んで、
実際に文章を書くことです。
文章を書くことに、王道はありませんがこの本はお勧めです。
引用元:books.rakuten.co.jp
まさしくこの口コミと筆者は同意見。「文章に王道はなし!」という気持ちは変わっていませんが、1人のビジネスマンとしてはとても魅力を感じる本です。
ネタバレしない程度に、「超」文章法の魅力をまとめてみます。
「超」文章法を読むべき理由は「3つの力」にある!
「超」文章法は野口悠紀雄氏が執筆した最強の文章作成マニュアル本です。250ページにわたる本文の5割近くを、文章の基本である「メッセージ」と「骨組み」にあてられています。
この「メッセージ」と「骨組み」がなぜビジネスマンに欠かせないかというと、
です。格好良く堂々と3つの力なんて書いているとなんだかずいぶんと偉そうだと突っ込まれそうですが、そこはあなたの大きな心で許してください。
「超」文章法に描かれる「3つの力」は、どのようなビジネスにも通用する大切な力。
気になる「超」文章法の「3つの力」とは一体何なのでしょうか?
「超」文章法の力その1:考え抜く力!
ビジネスでは嫌でも「考える」という行動がつきまといます。企画やプレゼン、商談、顧客満足、社内など、対処しなければならない課題が山積みです。
これらの課題を解決するには、「人を動かすための言葉」が必要になります。
ではここで少し強いメッセージについて考えてみましょう。
あなたは強いメッセージと聞いて何を頭に浮かべますか?
みせ方や伝え方?それとも事実や提案?
色々なことが頭に浮かぶかもしれません。あなたの頭に浮かんだことの全てが「人を動かす」ためにとても大切です。
ただし、これまで例にあげた内容は「人を動かす」ための演出であって、本質ではありません。
「人を動かす」には人に影響を与えるほどの、自分自身から溢れる出る相当な体力が必要です。
この体力は考え抜くことで研ぎ澄まされます。考え抜いた末に残るフレーズこそ、人を動かす要素となるのです。
頭の中に浮かび上がるさまざまなフレーズを押しのけて、
。それくらいにまで考え抜かなければ、決して人を心から動かす言葉は生まれません。
「超」文章法の力その2:表現力!
物事を人に伝えるのはありのままの事実を伝える正確性も大切ですが、心を動かすには決め手に欠けます。人の動き始めた心はまだ低速ギアの状態で、そこから
なのです。では人の心の加速に役立つ手段には、どのようなことがあるのでしょうか?
一度興味を抱いた話でもその後に続く伝え方次第で、その先の道が閉ざされる可能性が高くなります。動いた心にはさらに興味を抱かせなければなりません。
興味というのは想像できなければ膨らまずに、次第にしぼんでいく結果が待ち受けています。
それでは想像させるには何が効果的なのでしょう。
俗にいうたとえ話を豊富に交えることで、あなたが導き出した強いフレーズに筋力に似た安定感を生み出します。
専門用語や横文字を連ねると知的な印象を与えると思いがちですが、正直説得力を増すためには邪魔な存在です。
「超」文章法の力その3:伝達力!
見栄えが良くて視覚効果のあるビジュアルを重視したくなります。しかしビジュアルはあくまでも見栄えであって、人の心を動かすにはインパクトが弱いです。
人の心が動いて加速し出すと、
となります。
コンテンツというと文章をイメージするかもしれませんが、非常に広義な意味を持つ柔軟性があってあらゆる要素がなり得ます。
文章だけではなく物やサービスもコンテンツに含まれるものです。
このコンテンツの捉え方が変わるだけで、あなたの表現は劇的に変わります。
「超」文章法でスキルアップを!
もしかしたら「超」文章法を読んでも、あなたと筆者の捉え方が違うかもしれません。「超」文章法の基本的なストーリーの流れは、文章の書き方に特化しているためです。
しかし、何度か読み返せば読み返すほどに、今回紹介した「超」文章法の3つの力に繋がってしまいます。
ただの文章読本として位置づけするのは勿体なく、ビジネスに反映させてこそ本書が活かされるのではないでしょうか。
「人を動かす言葉」はとても難しいテーマで、いつまで経っても正解が出ません。多分この先筆者は常に課題とする内容だと感じています。
ただ意識せずに何かに取り組むのと、意識して何かに取り組むのは、
のです。考え抜いて生まれた答えが正解でなかったとしても、考え抜いた人はその後の人生が輝いて魅力溢れる人望を手に入れられることでしょう。