なんて書き込みをTwitterやFacebookで良くみかけます。
クラウドワークスとランサーズが本当にブラックだとすると、クラウドソーシングがブラックということになってします。
なぜかというと、年々拡大し続けているクラウドソーシングの市場で、クラウドワークスとランサーズが占める割合がとても大きいからです。
クラウドソーシングをおすすめしている私としては、これらの書き込みについて冷静に事実を伝える義務があると感じています。
客観的な事実をもとに、このブラック問題についてをみてみましょう。
なぜクラウドソーシングは副業の普及に貢献したの?
政府も今や、副業を一般のサラリーマンにもおすすめしています。
「働き方改革」なんて格好良い呼び方にしていますけれども、中身をよくみるとかなり厳しい状況を私たち一般庶民に押し付けている内容です。
それにつられて、多くの企業が副業を認めはじめています。
「働き方改革」といいながら、「残業してはいけないので、少なくなった収入は自分で何とかしてね」ということなのです。
ここらへの話をはじめるとかなり長くなってしまうので、これくらいにしときます。
ただし確実にいえることは、サラリーマンの収入が減っているということではないでしょうか。
このマイナスした分の収入は、何かでカバーしなければなりません。
月々の出費をおさえるなどの家計のやりくりが、まずはじめに取り組むこととなるでしょう。
しかし、収入という月々の予算が決まっている中での工夫には限界があります。
そこで、やむを得ずに副業をはじめるという人も多いでしょう。
本業での拘束時間が長いため、外でのWワークは現実的には厳しいと考えられます。
そうなってくると、在宅で空き時間を使う働き方というのが一番理想的です。
このような背景とインターネットの普及やハード面のスペックの向上もあり、クラウドソーシングは1つの働き方として望まれるようになりました。
クラウドソーシングにはとても高い技術が求められる案件から、子供のお使い程度の感覚で雑務を依頼される気軽な案件まで幅広くあります。
技術を要する案件でもクライアントからみれば、従来のアウトソーシングよりもコストの明確性やコストダウンなどで予算が組みやすくなるメリットが魅力です。
ワーカーからみると、1人の案件の担当者として支払われる収入よりも高額な収入を得られます。
クラウドソーシングはこれらの様々な案件を、インターネットを通してクライアントとワーカーを結びつけるマッチングサイトです。
クライアントとワーカーの両方にメリットがあり、今では欠かせないものとしてクラウドソーシングの存在感は大きくなり続けています。
クラウドソーシングがブラックと書き込みされるのはなぜ?
クラウドソーシングの大御所であるクラウドワークスとランサーズで、なぜブラックと書き込みをされるのでしょうか。
クライアントとワーカー両方の要望を叶えるのがクラウドソーシングのはずです。
ブラックと書き込みする人たちが訴えていることを探ってみましょう。
不満①:単価が安すぎる!
ブラックと書き込みをする人たちのコメントをみていると、ライティング案件での単価が不満の原因のようです。
このことは私もはっきりと記載しておきます。
クラウドソーシングのライティング案件で、半端ないブラック案件は確実に存在します。
「そんな働き方をおすすめしていたのか、けしからん!」
なんて感じたあなた、少し落ち着いてください。
確かにブラック案件はありますが、私たちワーカーがそんな案件に申し込まなければ良いだけです。
実際にあったクラウドソーシングのブラック案件の概要を説明します。
1500文字で100円?!
すごいですよね!
繰り上げても文字単価0.07円。
馬鹿にしているとしか考えられません。
ライティングに少し慣れているワーカーで、下調べを含めて1時間。
ライティングに慣れていないワーカーだと、下調べを含めて3時間。
少し慣れているワーカーで時給100円で、慣れていないワーカーだと時給33.3円。
こんな時給を堂々と依頼するクライアントの図太さには、正直あきれてしまいます。
最低賃金をはるかに下回る時給。
こんなクライアントの案件は、絶対に申し込まないでください。
ライターをどのように考えているのか、また、クライアント自身のメディアの質をどう考えているのか、逆に興味がわき取材をしてみたいです。
このような案件を依頼するクライアントは、自身のメディアに全く愛情がないのでしょう。
アフィリエイトの成果報酬を稼ぐために、質ではなく量で勝負しようという時代遅れの人間です。
不満②:なぜか登録を求められるアンケートのタスク案件
クラウドソーシングのタスク案件には、高額報酬のアンケートがあります。
アンケートで募集しているのですから、その回答で作業が完了して報酬をいただけるはずです。
しかし、クラウドソーシングの入り口から、なぜかアンケート回答するために何度かWebサイトを移動します。
これは完璧に個人のアフィリエイターが、クラウドソーシングを悪用しているパターンです。
クライアントである個人のアフィリエイターは、契約に双方合意しているのだから全く問題ないというでしょう。
アンケート回答に参加しているワーカーも、「短時間で小遣いが稼げて登録ぐらいなら問題ないか」なんて考えているはずです。
これをブラック案件ととるかどうかは、あなたの考え方次第で変わります。
私はアンケートで撒き餌をして、回答のみのつもりで参加しているワーカーをだます手口が気に入りません。
このクライアントは、あなたが手にする小遣いなどとは比較できないほどの報酬を楽に得ています。
稼げれば何でも良いのでしょうか。
あなたの健全な労働環境のために
クラウドソーシングのブラック案件に手を出してしまって、誤解してしまうのはあまりにももったいなく感じます。
クラウドワークスも、ランサーズも、案件を見極めることができて探し上手であるとこんなにも便利なサービスはありません。
まだあなたがクラウドソーシングで仕事をはじめたばかりと想定して、応募する案件の最低基準をまとめてみます。
文字単価は0.5円以上!
ライティングの案件に申し込むのであれば、文字単価の最低基準を0.5円以上に設定しましょう。
これでもかなり低い時給といえますが、クラウドソーシングで仕事をはじめたばかりのころであれば妥当な設定といえます。
ライティングはただ書けば良いというわけではありません。
単純な文字列であったとしても、それぞれのライターが意図をもって執筆しています。
読者に上手にわかりやすく伝えられるようになるためには、日々の勉強時間と記事執筆数の量により成長ぐあいが変わります。
このため文字数が少なめのタスク案件をこなせる量をふやしてから、文字単価1円以上の案件にチャレンジするのがスムーズに稼げるようになる近道です。
文字数は300~500字程度がおすすめ!
文字少なめとはどの程度のことかというと、300~500文字程度がおすすめになります。
1つの段落で250文字ぐらいでまとめると、読者がわかりやすくテンポよく記事を読むことができます。
本をみてもらうとわかると思いますが、各小見出しに記載されている文章の文字数は200~300文字でまとまっていることが多いです。
このことから、1つの伝えたいことに対して200~300文字でまとめる勉強にもなります。
クラウドワークス
とランサーズはブラックではない!
クラウドワークスもランサーズも、決してブラックなどではありません。
確実に稼げます!
しかし、ブラック案件が蔓延しているのは確かです。
このようなブラック案件を平気で依頼するクライアントにも問題はありますが、こんな案件でも手を出してしまうワーカーがいることにも問題があります。
クラウドソーシングで稼ぐのは通過点と考え、その先のことを目標にしてぜひ取り組んでください。
多数クラウドソーシングに登録している私でも、クラウドワークスとランサーズは良い案件が多くあると感じます。
インターネットを利用した働き方は、パソコンに向かう時間が長くなり気づくと体調を崩してしまうなんてことも考えられます。
決して無理をせずにあなたのプラスとなる案件のみに応募しましょう!
こんな記事もおすすめ!
クラウドソーシングとは違う稼ぎ方です。
ぜひ参考にしてみてください!